僕の塾講師時代のことをふと思い出してTwitterに書いた記事を転記します。
最短で成果を出す為に必要な事を書いたので、参考にしてみてください。
(記事の末尾に、関連音声もあります)
僕は、脱サラ後すぐ、灘中学合格率全国1位の希学園という算数講師になりました。
1年以内に昇格するのは全体の4%と言われる中、準講師(テスト監督)から塾至上最短5週間で正講師になった僕は短期間で成功するため講師が何をしているかを観察したところ、
算数科の正講師が何をしているかが分かりました。
彼らは、
- 板書を綺麗に書き、
- うまい演者としてしゃべりを駆使し、
- 生徒とコミュニケーションを取る
以上3点であることを大発見しました(笑)
特に①というのは、
要は算数では、1.直線を引き 2.丸や曲線を書き 3.文字を書く これらのことを分析しました。
そこで僕は1週間に1時間分の1100円だけ貰って週50時間、月200時間働いた。
1100円は準講師の時給で、週1時間だけテスト監督をしてました。
残る49時間は、毎日給料貰わずに塾に通って、空いている教室で
- 丸を8時間描く日
- 直線を8時間描く日
- 文字だけを8時間描く日
など分け連日板書した
次にしゃべりについては、上手い講師のDVDがあったので全部借りてノートやテキストに文字を書いて全部暗記した。
板書も覚えて授業を完コピした。
最後に、生徒とのコミュニケーションは週に1時間の本番の中だけで鍛えた。
そして迎えた正講師採用試験。
さっき書いた通り、平均52週間経過時点でも受験者全体の4%だけ講師になれるという試験。
但し正講師になると時給がグッと上がる。
僕はまだ入社まだ5週間しか経ってない。
貰った給料もまだ5500円しかない。月200時間働き、月給約4400円。
その結果どうなったか?
結果として受けた評価↓
「新人離れした作図能力」
「卓越した講義構成能力」
「稚拙な生徒コミュニケーション能力(5時間しか練習してないので当たり前 笑」
の3つの評価を受け、当時のNO.1講師に「未来のスーパースターになるかもしれない」と言われて合格した。
そして正講師になり、確か授業評価90点強を最初にもらって時給は6000円前後になった(トップ講師96点、ベテラン93点、アルバイトの上位で90点、普通80-87点くらい)。
多くの準講師は時給1100円で1年、2年と苦心して、また講師になっても僕より図も下手で悩みながらちょっとずつ試行錯誤していた
僕は不思議だった。
何故、時給1100円なんていう安い給料で何年も甘んじ、そして多くが講師を諦めるのだろう。
効率が悪いし成功率も悪い。
長い間伸び悩んで精神衛生的にも良くないし現に受験者中96%が不採用または準講師で終える。
苦労して苦労してコンビニバイトより少し良い1100円の時給で過ごす。
また僕は、その仕事に必要とされる技量を満たすまでにリターンを求める人の気持ちも分からなかった。
正直テスト講師はそんなに活躍の場は無い。肩身もより狭い。
修行期間だが、学園も正講師不足だったと思うし、技能を満たす講師がいたら一人でも多く戦力として欲しがっていた。
ここから僕が学んだこと。
- 必要とされる技能を満たすまで給料を気にしてはいけない。
僕は新聞配達毎朝80分で6万円の給料、関西での生活費は節約したら月8万円、少し貯金があれば余裕で生きていけた。 - 月給4400円で200時間働きなさい。そしたら時給が5倍以上になるから。
世の中は甘いと思った。
正直起業したいとか、望む業界行きたいとか、現状に不満とかあるけど、給料を気にしたら負け。
月給4400円でいいからその業界に入りさえすれば勝ち。
そこからタダでも働いて必要とされる技能を身に付けたら勝ち。
※ちなみにその塾は暫く後に辞めて経験を生かしてセミナーしたら1年で5000万儲かりました。
ということで何か不満があるときは、次の2つをすれば成功する
- その業界に属する
- 正しい努力(行動)をする
1.成功しない人は、その業界に属したいと言いながらその業界に属さない。
ある人は映像の世界に興味があると言って美大に入るが、学費稼ぐためにアルバイトに明け暮れ肝心の映像に関わってない
2.次に正しい努力(行動)をしない。
具体的にはアフィリエイトで生活したい、YouTuberとして成功したいと言いつつ、成功したアフィリエイターのブログやYouTubeを見て憧れを募らせるものの肝心の記事執筆や動画アップロードをしない。
彼らの成功した生活を真似しようとするが行動面を真似しない。
なので実は、成功すると決めたら、第一にその業界に属し、そして給料を気にせず何か学べる点を見つけて努力をすればいい。
しかし人は行動に対するリターン(見返り)を求めてしまう生き物でもある。
必要な技能習得をリターンより優先したらもっと色んな面で成長できるのになとふと思うことしきりです。
この記事の内容に関連した音声が下記なので聞いてみて下さい。
最短最速の成長法 1_技能の分解と個別習得(8分)
最短最速の成長法 2_自動成功する習慣(11分)
今までのコンテンツをまとめた記事がこちら。
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