今日のお題として、付き合ってとお願いしたらNG、
累々たる男性の屍を積み上げてモテモテの女性も
結婚してはOK!(。・ω・。)ノ という場合もあるようです。
これについての戦略的分析。
付き合ってはNGだけど、結婚してはOK
この間、友達(女性)と話していて面白いことに気が付きました。
一般的に、結婚は恋愛から至るものです。
しかし、付き合ってはNGだけど、結婚はOKというケースがあるのです。
以下の事実を元に、女性の心理について考えてみます。
1:事実
・この女性は30歳を過ぎてから結婚しました
・正確は明るくて、さっぱりしていて、
どの男性にも別け隔ての無い感じでモテそうです
・結婚願望は無かったそうですが、30歳を過ぎてから
付き合う男性はやはり結婚を(男性側が)意識するので、
「この人」と思う人が出てくるまでは、
誰とも付き合う気はなかったそうです
・ある男性(今の旦那さん)は、自分に気がありそうだと、
告白される前から気づいていたそうですが
告白されたら断ろうと思っていたそうです。
・それで、告白されたら断ろう、と思っていたら、
告白を通り越して、突然「結婚しよう!」と言われたので、
『ならOK!』と返答したそうです。
・尚、この他の情報としてこの女性と旦那は非常に仲良く過ごしています。
現在、結婚生活も順風満帆と言ったところです。
この「告白はNGだけど、
結婚の申し込みならOK」という心理、分かりますか?
女性なら分かるかもしれませんが、
男性にはなかなか分からない事だと思います。
ちょっとの間、この事について考えていて、
分かったことがあるので書きたいと思います。
2:一般的な解釈
・女性は20代のうちに結婚したい!願望が強いです。
・30歳を過ぎたあたりで、一度落ち着き、
結婚したいと焦らなくなったりします
・そのまま結婚しない人もいますが、
多くは良いパートナーがいれば結婚しようとか思っています
・付き合う男性は、結婚を、と考えるので、
なかなか付き合いには至らないです
・当然、遊び気分では付き合えないです。
また、モテる女性ほど、男性を見る目も付いているので、
気軽な形では付き合ったりはしないです。
従って、「俺が結婚してやろう」とかいう感じで行っても、
玉砕する形になると思います。
しばらく考えて、「ピンと来た」というか、
「その女性の気持ちが分かった」みたいな感じですかね。
その解釈を、以下に書いてみたいと思います。
3:今回の事象の解釈
・この女性は、結婚願望はなかったのですが、
いつか結婚しようとは考えていました
・しかし、恋愛=結婚と考える男性とは、
自分のリスクが高まりすぎて恋愛できません
・付き合うことが出来ない理由は、文字通り、
相手と結婚しようと思っていないからです。
結婚出来ないとは、相手が結婚するに足る男性で、
自分から結婚したい!と思えないという面と、
相手の男性が遊びだった場合に、自分が付き合っている間は、
他の男性を見る事ができないリスクがあるからです
・今回の男性は、「自分は結婚するつもりで、恋愛等するつもりが無い。
つまり、僕と結婚する気があるのか、無いのか、
教えて欲しい」とノーガードで迫りました。
選択権を相手に移したのですね。
これにより、
「告白してきたら、断ろう」という女性の気持ちが、覆りました。
いわゆる、『混乱した状態』です。
これにより、何事も、ゼロベースで思考する事になります。
テクニックでやった訳ではないでしょうが、
扇動(洗脳)にしても、
ビジネス・プランの策定にしても、物理現象にしても、
“混乱の後には秩序が訪れる”と言って、面白い現象が起こるんですよ。
ちょっとこれも解説してみましょうか。
<扇動(洗脳)>
・ヒトラーや、日本の新興宗教が使った手段ですね。
この場合は、相手を披露させて、混乱させ、
その後に新しい価値観を刷り込むという手法のことを言っています。
混乱させると、思考がゼロベースになるので、
今まで拒否していた新しい価値観を受け入れたりしやすい状況になります。
<ビジネス・プランの策定>
・行き詰まった時に、良く起こる奇跡的なアイディアの事です。
ビジネス・プランをMBA式で、論理的に組み立てていた場合、
何かの条件が整わず、
思っていた仮説が立証できずに混乱する事があります。
「あれっ?!うまくいくと思って1週間練っていたビジネス・プランが、
うまく行かなさそうだ!」
例えば、
女子高生をターゲットにした新しいルーズソックスを企画していたところ、
今はハイソックスが流行りで、
暑苦しいルーズソックスなど流行らないと分かった場合です。
(この例えはかなり適当ですが、見込んでいたマーケットの規模や趣向、
あるいは何かのビジネスの前提条件が見込みと違ったという場合ですね。)
こういう場合、僕はワクワクします。
うまくいかないことが分かったということは、
新しい発見があった時だから。
こういう時、しっかりとその他の条件を検討していたら、
新しいアイディアが降ってきたりしますね。
“混乱の中から秩序が生まれる”
<物理現象>
磁石が描く綺麗な砂鉄の模様がありますが、
最初は砂鉄は元の形で不規則に、固まっています。
わーっと一度エネルギーを与えて、かき混ぜる(混乱状態を作る)と、
本来の磁力線に沿った美しい砂鉄模様が現れます。
これが混乱の後の秩序というやつです。
固定化されていた考え方が取れて、
本来の模様が描き出されていくというやつです。
それで、先ほどの結婚の話に戻ります。
女性は、今までの経験からか、「男性とお付き合いすると、
結婚を意識しなければならないので、
申し訳ない(だから付き合えない)」
というパラダイム(前提)を持っていました。
ここに、突然「結婚してくれ!恋愛はしなくていい。ただ君と結婚したい。」
という男性が現れて、現象としては、混乱しました。
女性の脳内ですね。
それで、このパラダイム(前提)が崩れちゃったのです。
女性『付き合わない理由が、私は遊びなら良いけど、
相手は本気なら、私は断らなければならなくて、
それが申し訳無いからそもそもお付き合いはできなくて、
ってお付き合いじゃなくて・・・結婚。結婚?!』
みたいな感じで、本来、付き合わなかった理由を飛び越えて、
そもそも自分は結婚したいのかしたくないのか?
それはこの男性じゃダメか?
みたいになっていくのです。
なので、ゼロベースの思考に戻り、そういや、
まだ一人の人に絞りたくはなかったけど、
別に結婚そのものが嫌な訳じゃない。
この人にしても、
「この人と絶対結婚したい!という『恋愛相手』
としては見れないと考えていたけど、
『結婚相手』として考えた場合に、
自分もそうだ、結婚して幸せを求めているし、
この人は結婚相手として見てくれている。自分も考えみよう」
みたいな感じで、
結婚の良いところやデメリットを真剣に考え始めたのです。
そして、それは恋愛のメリット・デメリットとは
また違った事であることが明らかになり、
晴れてゴールイン、今も仲の良い夫婦生活を送っているということですね。
4:考察
この件から学ぶ事は2つありますね。
1つは男性に取って。
●自分の気持ちに正直に生きているか?
ということですね。
この男性は、自分の気持ちにまっすぐに生きていましたね。
別に恋愛→結婚・・・と、段階を踏んでとか考えてなかったですね。
ゼロベースですね(笑)。
実際のところ、2人の人間関係を見つめた場合に、
ゼロベース、相手と自分、それ以外の物は残らないものです。
起業とかも、別にゼロベースで考えたら良いのです。
特に不要なパラダイム(前提)とは、
「起業したら苦労する」とか「起業したら失敗する」というものですね。
こういうリスクって、
実は良く検討すればキャンセルできてしまうものだったり、
ビジネスプランを錬る事で
資金も要らないものが出来上がったりするものです。
なので、自分の気持ちに正直に、ですね。
ビジネスも、恋愛も、人生そのものに対してです。
それと、もう一つ学ぶところがありました。
●ゼロベース思考
というやつです。
ゼロベースというのは、まずはノールールで考えろということです。
自分はその人が好きで、結婚したい。
であれば、告白じゃなくてプロポーズはNGか?ということです。
でも、法律違反でもなければ、相手に失礼でもない。
ならばGO、というものです。
そういえば、知り合いの起業家の結婚相談に乗ったこともあったのでした。
その人には、「結論から言えば、それは結婚しても後悔しないし、
もしもご縁が無くても、後悔しないパターンです。」
とアドバイスし、その人は決断し、
結婚し、今は幸せな夫婦生活を送っています。
こうアドバイスした理由は、その友達が持っていた条件等にもよりますね。
もし、別の友達が、全く同じ女性と付き合っていたとすると、
結婚しないほうが良いとか言う場合もあると思います。
良い女性、というのが一概に定義出来るのではなく、
男性とケンカしないかというのと、
経済が成り立つかどうかとかすごくシンプルな部分で僕は考えています。
僕が思うに、夫婦はケンカしないかどうかがほとんどです。
あとは、お互いが好きかというのと、
経済的な部分も検討の必要があります。
自分が譲れないものとかっていう条件
(経済面と、相手が好きか)とかはあるのですが
一番は、仲良く過ごせるかどうかだと思います。
特にこれは男性にとって大事ですね。
女性は・・・男性を尻に敷く形でケンカされる方もいらっしゃるので、
正直男性諸君はそういうのに注意です。
女性は、男性のDVに注意といったところです。
コンサル業をしているとビジネスだけでなく、家族や恋人などのプライベートな相談を受けることも実は多いです。
というか、相談回数だけで言えばビジネス系の相談よりも、
「起業するのに家族(恋人)が反対していて・・・」とか、
「結婚を前提としている人と付き合ってるけど、(”事業が忙しい”もしくは”お金がない”ので)いつ頃結婚するべきか?」
といった相談の方が多いかもしれません。
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