夢と現実の狭間で〜夢選択論

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夢と現実の狭間で〜夢選択論
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ある人は「夢なんて持たない方がラク」と言っていた。


またある人は「夢を持って努力すれば、必ず叶う」と言っていた。


どちらが真実か分からなかった。


そこで、
神様に夢を叶えた人がどれくらいいるか分かるような物を下さいと言った。


神様は自分の眼を貸してくれた。


周りを神様の眼で見てみた。


デスノートみたいに、その人の前に
●夢は○○、現実は△△
みたいに昔の夢と今の職業が浮かび上がってきた。


ついでに、※で備考として未来のことやパートナーの状況が見える人もいた。


●夢は社会貢献、現実はアルバイター。


●夢は社会貢献、現実はNPO参加中
 ※但し3年後転職。


●夢はコックさん、現実は居酒屋店員。


●夢は人の美容に手を貸すカリスマ美容師、現実は美容師10年目
 ※都内に出て来て12年目、仕事がきついのでそろそろ止めようと思っている


●夢は自分のお店を持つこと、現実は喫茶店経営
 ※妻はパートに出ている


店を持つ、独立したい、的なのでは上記のような感じの人が多かった。
街中だからだろうか。


専門職的なところでは以下のような人がいた。


●夢は理系の仕事(学者とか研究者とか)、現実は塾の先生。


●夢は学校の先生、現実は学校の先生。


おっ夢と現実が一緒だ。最後の人は

※但し担任学級の学級崩壊による鬱で休職中

とあった。おわっ(汗)


そこらへんにいるヤンキーを視た。


夢はなし、現実はヤンキーやっぱヤンキーか。


ギャルはどーや?夢はネイリスト、現実はギャル

まんまやないか。

※但し3年後ネイリストになって、その2年後結婚してネイリスト引退
ということは学校に行く準備したり学校行ってる時間の方が長いな。


働くということは険しいなぁ。


ということでその眼を神様に返した。


夢選択論。


夢とは?


それで、これからする話として、夢は実現するのである。


というか、結果から逆算したら、努力は結構報われる事が多い。


報われないのは、高校からテニス始めてTOPになりたいと思ったりとか
(スポーツはだいたいそう)、数学を20歳から好きになって
素数の研究者になりたいとか(手遅れ)、最先端の、
偏差値とかランキングとか、主に一つの指標•数字で競ってる分野。


逆に、ビジネスやりたいとか、実現手段や形態が多様な分野においては、
比較的夢は目的•目標となって実現していく。


本当は、目標の実現の仕方ってあるんだけど、、
俺が指導してるコンサル生も、全員何がしか目標達成しそうだけど、
それは置いておいて。


今回は夢選択論。


夢ってのがあって、それを現実とどう擦り合わせるのか。


夢ってのは、その職業に付いた時が幸せなんじゃないんだな。


まぁ幸せなんだけど、その職業に就きたいというのは、
「そう他人から見られたい」とか
「その職業が持っているであろう楽しみを自分も味わいたい」とかが動機。


そして、当事者の心なんて、はたからはなかなか分からんのである。


「そう他人から見られたい」、、アイドル/俳優になって
憧れられたい、コンサルタントになって難題をスパスパ解決したい
そしてその姿を誰かから「カッコイイ!」と思ってもらいたい


「その職業が持っているであろう楽しみを自分も味わいたい」、、
 ゴルフが好きだからプロゴルファーになりたい!
とか。


そして、その職業になるために必要な努力と金銭的なリターンは
みつもれないのである。


そんで、
それらに不足を感じてるオトナは無難な事ゆって就活をおもんなくする。


「公務員は良いわよ、給料保証されてて9時5時よ」
「やっぱ大企業よね、自営は大変だわ」

とかって。


楽しみベースの職業論みたいなものが無い。


これらオトナの警鐘は、
迷ってる子供には無難な道標になるとともに、
「条件付きの警告(倒産するような危険性を孕んだ自営業はキケン)」を
示してくれる
(単純に自営業全てがダメなんではない。あくまで条件付きなのだ)。


それで、俺が割と無難だなぁと思うのが、
「時間配分による職業論」というもの。


「何になりたいのか」なんて聞いても、憧れやイメージでしか語れないから、
出来ればアイドルとか、出来ればミュージシャンとかって答えが返って来る。


じゃ「どんな一日が送りたいのか、時間配分とその時の気分を教えて」と
抽象化して答えられるような質問の方がまだ現実と夢との狭間は狭くなる。


そんで、金銭的な勘定として、
「生活するのに足りるか」みたいな視点があればある程度OK。


「あんた、教師になるんだって?
教師なんて学級崩壊とかあるし、責任も重いし大変よ?」


「子供を教えるのは好きだし、俺は生意気な子供でも
ある程度しっかり対峙して付き合って行けると思う。

それに、夜遅くなっても終電ということはほぼなさそうだし、
このご時世生活に困らないくらいの給与はくれる。
だから多少きついかもしれないけど
俺の今の選択肢としては良いと思っている」

「教師になりたいの?」

「俺は昔から教師に憧れてたし、そう思ってもらえる教師が良い。
それに、友人も公務員になるということで羨ましいって
言ってくれる人もいるしね。」


「ふーん。そっか、じゃがんばんなさいよ」


「うん」的な。


「職業のイメージ(自分からと他人から)」
「職業についたときに得られるであろう楽しみと、辛さ」
「時間配分」「金銭問題」として各視点が抜けておらず、
妥当なところに落ち着いているかと。


そんな訳で、夢と現実は混ぜて考える、と。


それと、夢とは、「社会に与えたい影響」と「自分が満たしたいエゴ」の
ミックスされたものなのである。


このどちらかを否定するから、この文章の前半で見た、
夢と現実がイマイチマッチしない人たちが増える。


「夢は○○、現実は△△」


この○○、ってのは、世の中に与えたい影響とかが入ってる。


女の子だったら時間の使い方かもしれない。


そして△△ってのは、、ここが一番大事なのだけど、
「○○を達成するのに必要な力や協力者を得られる仕事」というのが入る。


大事なのでもう一度書こう。


「夢は○○、現実は△△、今満足してます!!(^^)v」って人とかは、
○○が社会に与えたい影響や時間の使い方で、△△は必ず、
「○○を達成するのに必要な力や協力者を与えてくれる」ものなんだ。


こうなると、先ほどの職業選択論よりはもう少し深くなったと思わないかい。


しかも、社会貢献、なりたい職業、自分の将来とかが全部一致していて、
あまり迷わなくなるんだ。


金だけじゃないよ。金持っててもこれ違ぇーなーとかって、
それを止めちゃう人は結構いるから。


自分探し、自分探し、じゃないんだなあ。


やりたいことなんていらなくて、ただ社会に対して貢献したい分野•
自分が楽しかったことや困っていることで
かつ社会が必要としていることとか、自分が理想とする時間配分を決める。


そして、その分野の貢献をするに足る知識や、仕組みづくりの力や、
人脈やら(僕は、お金単体をそれの唯一の解とするのはやや気になる)
が手に入る職業を選ぶ、と。


それはどんなんだろう?


こうして夢と現実は擦り合わされ、近くなり、
夢とお金とどっちが大事かみたいな議論は無くなって、
自分の楽しみと社会貢献の二律背反みたいな状況は無くなり、
目標ははっきりする。


あとは目標の逆算で、持てる資源を全部そこに投入したら良い。


ノウハウに偏り過ぎなんだよなー、何か見てると。


「金持ちで自由」とか誰でも憧れるに決まってるだろ。


それで、じゃあ金持ちになるために持てる知識と時間と
資源と全部使ってるのかというと、
いや俺の信念はこうなんです、
俺の夢はこうなんですとか、
金持ちになりたいです何故ならの変形バージョンを繰り出してくる。


もういいじゃん、目的はそれで。


それで、仮に情報販売するんでも、
情報販売のコンテンツとして信念とかが必要なんだよ。


金持ちになりたいから協力してくださいって、そんなもん誰ができるか。
ネズミ溝じゃあるまいし。


そうじゃなくて、自分の目的としてちゃんとそれが備わっていて、
持てる戦略全部使ってるかみたいな話。


そんで、目標に対しての、時間の使い方とか社会貢献とかいろいろあって、
それに対して手段とか、決まってくるんでしょーが。


それから、目標の達成そのものは自分を
次のステージに連れて行ってくれるという程度の意味しか無い。


目標を達成すると、視野は高くなるけど、
その結果すごいいい気分になるとかそういうんではない。


目標の結果、どういう状態が欲しいかとかそういうものに依存する。


なので、時間の使い方、お金の使い方、夢の実現、現実の解釈、目標の持ち方。


いろいろあるけど、今やっていること
(せどりでもそれ以外でも)をしっかり踏まえて、
一歩一歩夢に向かって進んで下さい。


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