中小企業コンサルタントの神田昌典や、その他の中小企業社長が、口々に、別の経験から、
「これから企業を伸ばすならノウハウのコンテンツ化やなー」とか言っています。
誰かに教わったのではなく、それぞれ会社を1~1000億に伸ばす過程で、多くの人が同じような結論を出しています。
もう少し補足すると、これからの時代、企業は大まかに情報インフラ産業か、コンテンツ産業の2つに集約され淘汰される方向を持ちます(第一次、二次産業が無くなるという意味ではないですが)。
で、インフラ産業でない売り上げ1000億以下の企業オーナーがコンテンツ化やなーという風にたどり着いたのは、自然なことにも思えるという話です。
つまり、商売している主体は、
「①GoogleやAppleのように、情報関連のハード/ソフトを提供する巨大インフラ企業」
または
「②個人でコンテンツ屋さんをやっている個人事業主またはそれに近いもの」
の2種類に収束していくということです(前述の通り、情報業界以外もありますが新興企業に限るという風にでも取ってください)。
もちろん、物流(Amazonなど)や、各種インフラを担う大企業、その他のニッチを埋める中小企業なども存在しますが、
大まかなベクトルとして、
情報関連超巨大インフラ企業か、コンテンツを提供する、理論上は限りなく小規模なミニ企業または個人事業主系の2極化が進むという意味です。
僕の投稿は経済理論というよりは自己啓発分野にでも属するものなので、賛同できなくても全然良いのですが、ちょっとTwitterでいくつかつぶやいたので以下に列挙しておきます。
テキトーに見てやってください。
何か矛盾やお気づきの点などありましたらご指摘ください。
普通のコメントももちろん歓迎です。
以下TwitterのTweet集です。
細かいですが興味ある場合はどぞ。
【情報化社会最先端のビジネス】農業革命、工業革命、そして情報革命ときている。工業革命のサブ革命が金融革命でこれは概ね2008年に終わった。従って今は情報革命の始まりの時期。なのでバブルは金融領域でなく情報領域で起こる。今最先端のビジネスがコンテンツと言われる事はこれと矛盾しない。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【ビジネス業界の未来】不況だ、不況だと言われるが、儲かっている会社も確かに存在するし景気の良い業界もある。戦略論が示すところの、事業ポジションによるのだが、今の時代極端に言えば大成功とは1人でコンテンツを配信するビジネスか、Googleのようにインフラを作る企業の2種類しかない。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【社長の他に誰が必要か】アメリカ型ベンチャーでは、有望なスタートアップはCEO(社長)の他にCOO(最高執行責任者、オペレーション担当)、CFO(最高財務責任者、お金の担当)、CIO(最高情報責任者、システム化する人)の3人を何としても集めると言うが、事実上COOのみ必要となる。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【CFOが要らない理由】会社の役員の一人にCFO(お金の責任者)が必要だと言われる。CFOのシゴトは財務会計、管理(戦略)会計、借入(投資家や銀行からの)である。情報事業の管理(戦略)部分はマーケターが見積もるので、もし借り入れを起こさないなら財務会計即ち経理担当で充分となる。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【CIOが要らない理由】会社の役員の一人にCIO(最高情報責任者)が必要だと言われる。企業の売上が10億を超えるかどうかは社内のシステム化(情報管理・活用部分の整理)にかかっていると言う。ところで、会社を成長させられるのは社長だけだ。ということはシステム化は社長の役割である。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【COOが必要な理由】社長の仕事はマーケティングと管理である。ところで、会社を成長させられるのは社長だけだ。また、会社を成長させられるのは管理ではなくマーケティング行為である。ということは社長はマーケターでなければならない。必然的に、システム化された組織を管理する者が必要となる。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【史上最善の組織】史上最善の組織は、連邦分権組織ということになっている。これは簡単に言えば、トップマネジメント(複数人のチームから成る)の下に、完結した自らの業績の責任を持つ各事業部がぶら下がっている構造だ。逆に、職能別組織は、”専門バカ”を生んだりして良くないと言われる。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【企業は寿命】史上最善の組織とされた連邦分権組織だが、この組織の主眼は経営管理者の育成にあり構築に5年、完成に20年の歳月を要す。ところで、成熟した今日の社会における事業寿命は3-7年である。従って最先端の研究をするか社会インフラとして機能しない組織はもう限られたニーズしか無い。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
【情報化社会で起こる事】①工業化社会で資本財が証券化され、金融バブルが起こったように、情報化社会で情報製品がコンテンツ化され、商品・サービスのあり方を変える。②もはや組織が提供の主体でなく、体験やノウハウを提供できる事が栄えるキーワードとなる。③組織の需要が薄れる。格差が広まる。
— 加藤将太@年商5億起業家 (@Shota007) August 14, 2014
ちなみに、コンテンツとはブログとかメルマガとかYouTubeとかと言った文字、音声、映像などの狭い意味ではなく、バーチャル体験とか記憶とか言った、五感や生体情報全体を用いたものを意味しています。
これらも商品化というか抽象化され、値段がつけられるかどうかは別として、取引や交換されることになると思います。
あと、情報革命とはコンテンツのことでは無いです(コンテンツは情報の存在形態の一つのあり方で、このほかにコンテンツではない情報や、ハード(計算)や通信もあります)。
なお、無理やりTwitterに収まるように書いたので、一部読みにくい点や、今見ると少し微妙な点もあるかもしれません。
あと補足として、コンテンツを作るのに集団が必要な場合、例えばゲーム会社とかは引き続き組織でこれの提供にあたるでしょう。
しかし、Capconがバイオハザードを5名?という少人数チームで作ったように、SONYのビデオカメラ事業よりも高い販売台数を誇るGoProのカメラ開発チームは7名?と少人数であるように、これらのイノベーションの主体となるチームは非常に少人数で、今までの集団によるマネジメントあるいは集団のマネジメントからの改善とか、生産性向上という概念からは外れていくと思われることです。
あと、この業界は引き続き起業する人、提供する人が増えて、だんだん健全化されていくと思います。
株は最初は違法なダフ屋というか株屋という海千山千のものでした。
それが今や東大生就職人気上位みたいになっています(外資系証券)。
そういうものなので、だんだん高学歴な人もこの業界に来る部分も増えてくるんでないかと思います。
そういえば、地味に外資金融所属の藤沢数希という方は有料メルマガ(月額800円)でホリエモンに次いで購読者数2万人とかです。メルマガだけで月収1600万なので、まぁある意味参入した人も一部いるというか・・。
尚、情報発信の課金ポイントは有料メルマガ以外成功してませんという分析もありますが、もうちょっと広い意味で捉えるといろいろあるのではないかと思います。
また、別の話題としては、Chatworkという遠隔地でチームがシゴトをするシステムが流行っているようです。
チーム組織とは連邦分権組織の別の一形態でスピード感あるのがウリな組織です。新しい時代の組織として活躍する部分も出てくると思われます。
が、今の教育でこのChatwork型組織に対応できるのはよほどのエリートだけなのかなという印象があります。
何よりパソコン教育もほぼ無い。
以上です!
ではでは~
追伸.
最近は3つの新規事業を同時に進めているので地味に忙しいです。
私生活では変わらず新大阪で楽しく経営&暮らしてます。
今まで僕が話したセミナーや音声、PDFを公開しているのでよかったらどうぞ!
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