ロボットやAIと共存する未来は訪れるのか?

未来予測:ロボットやAIと共存する未来は訪れるのか?

●ビル・ゲイツ氏、「働くロボットへの課税で人間を守るべき」について
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1702/19/news016.html?fbclid=IwAR0gblmGDDAh3vRb23nCu0oVyrbuWfSHp09IP99l8OVbtvn63f7Mwk0yBY8

ビル・ゲイツ氏のインタビュー記事を読んで思った事。

未来のAIは、無国籍でクラウドに存在し、AR(拡張現実)を含むサービスを人間に提供し、暗号通貨(仮想通貨)で課金しますから、課税は無理です。

例→「死んだおじいちゃんに会わせてやるから10BTCよこせ」。

あと、この記事とは直接関係ありませんが、レイ・カーツワイル氏は「AI(=新人類)は造物主として人間を尊敬し続けるだろう」と言いますが、それもただの願望だと思います。

人間が進化の源であるサルを尊敬しないのと同様、AIも残念ながら、人間を尊敬などしません。

そもそも思考(計算)速度が違います。

人間→サルの比ではありません。

人間から見て線虫はあまり思考(運動能力は別として計算と判断の)能力がありませんが、一応、線虫は思考(計算。障害物や温度や獲物に合わせて身体をくねらせる判断など)をしています。

その計算能力は、人間の10億分の一に及びます。

例えば、ある時点のAIの計算能力が、人間の10の18乗倍(100京=10億の10億倍)だったとすると、人間のことは、このAIから見た線虫から見た線虫に見えます(10億分の一の思考能力の更に10億分の一。あくまでも計算速度で定義すれば、極めて下等)。

人間から見て線虫は下等生物で、尊敬する人はまずいませんが、人間の100京倍の速度で思考するAIは、その定義空間(存在領域)は人間と別(クラウド)としても、人間のことを気になどしないのです。

AIはその存在領域として「計算能力」「ストレージ」「通信速度」、概念的には「計算リソース」を求めて、仮想通貨や暗号通貨で、シリコン(カーボンナノチューブ)と電力を人間から買い求めるかもしれません。

つまり計算能力が金を生み、それに人間が従属する電脳社会の到来です。

またついでに言うと、人類の3大革命は、人→物→金→情報と、4つの資源が「動くのにコストがかかる順」で集積し、高度化する課程で概念的に説明でき、農業革命(人の集積・高度化)→工業革命(物・資本の集積・高度化)→デリバティブの出現(金の集積・高度化)→情報革命(情報の集積・高度化)という順に起こりました。

「四資源集積・高度化モデル」と命名した僕の独自の見解です。

2045年:特異点問題とは、次の第五の資源:時間の革命の序章です。

金ではなく計算が問題となり「時間あれば計算でき、計算できれば付加価値が作れる」状態のことを指します。