オープンなものとオープンでないもの

【オープンなものとオープンでないもの】

アップルのプラットフォームはクローズドで、Googleのそれはオープン。

クローズドの利点はコントロールだが、
Googleはオープンの方が優れていると信じている。

とは、アンドロイドとiOSに関する
質問に答えてのGoogleのCOO、シュミットの談。

両者は文化が違うと言うが、果たしてそうか?

僕(加藤)は「コアコンピタンスはクローズドで、
経済圏はオープン」という表現が当てはまると思っている。

Googleは検索者を増やそうとしているが、
アップルは筐体とソフトのコンビネーションが
作るスマホ体験を売りにしている。

つまり、Googleは検索体験(というかユーザーの欲しい情報や体験を
シームレスに届ける)を提供しようとしているのに対して、
アップルはスマホ体験(コンピュータを持ち歩けること)
をウリにしている。つまりビジネスドメイン、ビジネスの定義、
つまり戦略(の元になる自身の立ち位置の定義)の違いだ。

それが証拠にと言うか、Googleも検索アルゴリズムを
オープンソースにはしていない。

検索体験はGoogleのコアコンピタンスだから。

一方アップルはスマホ体験をコアコンピタンスにしようとしている。
この体験の提供のためか、キャリアも独占にしたりしている
(最初は自分で通信事業者になろうとしたくらいだ)。
筐体とソフトウェアのマッチングも重視している。

僕はしばらくはウェアラブル筐体において
開発バブルが続くと思っているが、入出力端末関連のデバイスが
一通り現行の技術に追いつくか、ユーザーがひとまず入出力に関しては
ストレスを感じなくなったあたりで、クラウド側で
このリクエストの処理を行うところで開発バブルが起こると思っている。

一般的に人や物といった「物理的に生産や移動が難しく、
共有化しにくいもの」は、独占か独占に近い形にした方が
独自の仕組みで他社よりも効率化できるため、
クローズドな開発も優位性を持つ。

筐体をそのコアコンピタンスの中心に含むアップルもこれにある意味属していた。

そもそもオープンソースという考え方自体がウェブ発祥の言葉なので、
物理的プロダクトをコアコンピタンスの一環に定義すると
必然的にクローズドな感じになるとも言える。

Googleに関しては、コンピタンスの検索やトラフィックに
多くの人を送り込んだり、検索体験を提供するにあたって、
「不足しているインフラ(通信やブラウザやNEXUSの様なタブレットまで)」
を補うという形でリリースするが、もともとオープンなところに関しては、
自社よりもうまく出来るところが増えてくるとその技術をオープン
「お前に任せた」として捨ててしまう
(ブラウザは、検索体験に関わるところなので、今後も捨てないだろうけど)。

どちらが優れているということもないけれど、
バブルが筐体から電脳に移るに従って、クラウド技術に優位性のある
Googleの株価の上昇度合いが勝ると思うのと、
アップルは筐体が利用する技術が高度になればなるほど、
そのコアコンピタンスの維持に、開発ではなくイノベーションが
求められるようになり、また、よりクラウドコンピューティング的な
概念に近づいていくようになるから、そのコアコンピタンス
(ウェアラブルデバイスの使用体験)を独占的技術的優位性でもって
維持するために、より、筐体、物理エンジニアリングよりの強みから、
バイオやナノサイエンス、あるいはクラウドコンピューティングの
強みにシフトする必要性が出てくると思う。

と感じた今日の一冊。

ということで、オープンなものとは、コアコンピタンス以外のところで
他社に最適化を任せるところ、オープンでないものとは、
コアコンピタンスで自社の方が他社よりかなりうまくやれると信じてるから、
秘密で自社でガツガツ寡占的にやったほうがユーザー便益が最大化すると、
その企業が信じているもの、と定義することができる。

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